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Journal Club_Pancreas

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Takuto Yoshida


Histopathologic Predictors of Survival and Recurrence in Resected Ampullary Adenocarcinoma. International Multicenter Cohort Study

Annals of Surgery Volume 272, Number 6, December 2020 BG: 十二指腸乳頭部癌(AAC)は予後良好とされるも、これまでの報告では5年生存率は30-70%と幅のある値であった。原因として、消化管由来のものと膵管由来のものが混在しているためと考えられる。Objectives: 十二指腸乳頭部癌の予後予測因子となりうる組織病理学的特徴を調査Ho: 十二指腸乳頭部癌の病理学的特徴で予後に差はない。

P: 2006.2-2017.12の期間にAACに対し膵切除を受けた患者(N=887)

E&C: intestinal type, pancreaticobiliary type, mixed type

O: OS, DFS(1, 3, 5, 10 year)

Takuto Yoshida


Drain Management Following Distal Pancreatectomy Characterization of Contemporary Practice and Impact of Early Removal Annals of Surgery Volume 272, Number 6, December 2020 Ho: DP患者において、ドレーンの早期抜去(<POD3)とそれ以外の群でアウトカムに差はない。 P: 2014-2017年にACS-NSQIPに登録されてりDP患者(N=4708) E: 早期抜去群;POD<3でドレーン抜去(N=716) C: 後期抜去;POD>3でドレーン抜去 or ドレーンなし O: clinically relevant postoperative pancreatic fistula(CR-POPF) = GradeB以上の膵液漏 M: Retrospective cohort studyResults: ・早期抜去群はコントロール群に比較して死亡または重篤な合併症(DSM)、CR-POPF、DGE、経皮的ドレナージ、入院期間、再入院において良好な成績 ・多変量解析で

  1. 早期抜去は、ドレーン留置なしと比較して、DSM(OR = 0.41、95%CI = 0.26-0.65)およびCR-POPF(OR = 0.33、95%CI = 0.18-0.61)の発症オッズが低下

  2. 後期抜去は、ドレーン留置なしと比較して、CR-POPF(OR = 2.15、95%CI = 1.27-3.61)の発症オッズが上昇

・傾向スコアマッチングでは、早期抜去はCR-POPFのオッズの低下と関連していた(OR = 0.35、95%CI = 0.17-0.73)私見 Annals of Surgery 2020年12月号です。 ドレーンの論文は、ドレーン非留置でもアウトカムに差はないとする論文が多い印象ですが、この論文ではドレーンなしでも後期抜去でもなく、早期抜去が良いする結論でした。気になった点は患者背景の比較では早期抜去群では術後1日目のドレーンアミラーゼは有意に低く、またCR-POPFのリスク因子の多変量解析でも術後1日目のドレーンアミラーゼが残っている点です。個人的にはPOD<3でドレーンを抜くことと術後の良好な経過の相関は示せても、その因果までは言えてないのではと思います。つまり、どちらが卵でどちらがひよこかわからないと思います。ただし、これは誰もがそう思うでしょうし、筆者らも明確に言及していませんがその点も当然承知の上で、術後1日目のドレーンアミラーゼ<2000(こちらは既報で膵液漏のリスクが低くなる因子だそう)であれば、自信を持ってPOD3でドレーンを抜去できるのでは、としており、以下のプロトコールを提言しています。こちらは非常に理にかなっていると思います。

=以下、本文の和訳= 1)術中にドレーンを留置する 2)POD1にDFA値を取得する(DFA: postoperative day 1 drain amylase) 3)DFA-1<2000の場合、DFA値の上昇やその他の有害な臨床指標がない限り、その日に追加のDFAチェックを行った後、POD3に抜去を目標とする 4)DFA-1>2000の場合、注意を払い、POD3以降の時点でアミラーゼの追加測定、ドレーンの排出液の解釈、患者の全体的な臨床状態などの追加的な手段を利用する。

Takuto Yoshida


Updated Alternative Fistula Risk Score (ua-FRS) to Include Minimally Invasive Pancreatoduodenectomy  Pan-European Validation

雑誌:Ann Surg 2021;273:334 – 340

膵液漏のリスクスコアの妥当性を検証した。

Ho: Lap- or Robot-PDにおけるalternative Fistula Risk Score(a-FRS)の妥当性を検討

P: minimally invasiveのPD(MIPD)を受けた患者(N=952)

Sho Sekiya


Thrombelastography as a Prognostic Tool in Adenocarcinoma of the Pancreasbackground: thromboelastograpy (TEG) angleの増加が癌悪性度と関わっていることが報告されているが、膵がん患者の術前TEG angleが予後予測因子となるかは不明

M: 後ろ向きコホートresults: 膵がん47例で早期再発(16例)とTEGについてROC curveを作成すると、TEG angle>43でAUC=0.72となった。

これをcut offとするとelevated TEGはDFS, OSが不良だった。TEGの上昇は術後の血栓性合併症と関連がなかった。私見:気になって読みました、TEGが血栓性合併症関連の予測因子と勘違いして上記コメントをしましたが、予後予測因子になりうるんですね。重要なのはTEGが血栓と関係なく、tumor biologyに関わっている可能性があるということだと思います。nが少ないのでなんとも言えないですし、ここらは基礎研究などの報告も併せて検索したいところです。

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