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Journal Club_Pancreas

公開·4名のメンバー

Takuto Yoshida

Management of Locally Advanced Pancreatic Cancer

Results of an International Survey of Current Practice

Bradley N. Reames, MD, MS

Department of Surgery, University of Nebraska Medical Center, Omaha, NE;

Annals of Surgery 􏰁 Volume 273, Number 6, June 2021Objective 局所進行膵臓がん(LAPC)患者の管理に関する外科医の嗜好を調査することである。Background

局所進行膵癌の患者は、NAC後に治癒的切除の候補となる可能性があるが、最適な管理方法はまだ不明である。Methods

・膵臓外科医の国際的なコホートに、電子メールで大規模なアンケート調査を実施した。

・施設の特徴、マネジメントの好み、手術非適応の考え方、試験開腹の考え方を評価するために、最終的にR0切除を受けた患者の6つのクリニカルシナリオ(ネオアジュバント後の画像の詳細なビデオ付き)が含まれていた。Results

・4大陸から合計153名の回答があった。

・経験年数の中央値は12年で、77%が大学病院に勤務していた。

・86%の外科医はhigh volume(年間10件以上の切除)と考えられ、33%はMISアプローチを行い、50%は一部の患者に動脈切除を行っている。

・72%の外科医がNACを常に推奨しており、65%がFOLFIRINOXを希望している。

・NACの期間については、39%が2カ月、43%が4カ月、11%が6カ月を希望。

・41%がNAC-RTを推奨し、53%が5~6週間の化学放射線治療を好んだ。Conclusion

LAPCにおける管理の好み、手術非適応の認識、および試験開腹を考慮する傾向にはかなりのばらつきがある。

これらの結果は、「切除可能」の概念が進化していることを示唆している。私見

Annals of Surgery 6月号読み飛ばし分です。

アジアからは34人が参加しており、世界中から参加した人の中には年間100例以上の膵切除をする人が6名もいるようです。

確かに自分も、膵癌の生物学的悪性度をケモの反応性で見ると知った時、では一体何ヶ月間ケモをしたらその判断ができるのだろうかと疑問に思ったことがあり、質問したことがありましたがあまりはっきりした答えは得られなかった記憶があります。@Hironori Shiozaki

ケモの期間というよりは、病変の進行がないという判断が手術に踏み切るタイミングなのかなとも思います。Surgery plusの初回ミーティングでもあった通り、膵癌の場合はCTでは癌の縮小の評価が困難であることを考慮すると、それ以外でケモの反応性を見る指標としてCA19-9がまず思いつきますが、採血のタイミングなどを考えると最短でも3ヶ月はケモをする感じでしょうか。ケースバイケースであることは想像に難くないのですが。

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