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Journal Club_Pancreas

公開·4名のメンバー

Prognosis Based Definition of Resectability in Pancreatic Cancer

A Road Map to New Guidelines

Atsushi Oba, MD, PhD,

Division of Surgical Oncology, Department of Surgery, University of Colorado, Anschutz Medical Campus, Aurora, Colorado

Department of Hepatobiliary and Pancreatic Surgery, Cancer Institute Hospital, Japanese Foundation for Cancer Research, Ariake, Tokyo, Japan

Annals of Surgery Volume 275, Number 1, January 2022


Objective

PDAC患者の長期生存を予測できる客観的な術前予測因子を同定すること。


Background

PDACに対するケモが発達した現代において、生物学的悪性度と化学療法への反応は予後を決定する上で重要な因子であり、解剖学的特徴を超えてresectabilityを分類するための新たなアプローチが必要である。


RQの構造化

P:根治切除を受けたPDAC患者

O:OS


Methods

・2010年から2016年にPDACと診断された患者に関して、National Cancer Databaseに問い合わせた。

・Cox比例ハザードモデルを用いて生存と有意に関連する術前ベースライン因子を選択し,OSの最終モデルは内部で検証され(internally validated),ノモグラムの基礎となった。


Results

・合計7849例のPDAC患者を対象とし、追跡期間中央値は19か月であった。

・多変量解析では、OSと有意に関連する因子として、CA19-9、NAC、腫瘍サイズ、年齢、施設タイプ、Charlson/Deyoスコア、原発部位、性別が挙げられ、T4ステージはOSと独立して関連することはなかった。

・累積スコアを用いて、患者をそれぞれ予後良好、中間、予後不良の3群に分類した。

・このモデルの有効性は、有意差のあるランダム化検定、Log-rank検定、単純ハザード比により検証され、一致指数は0.59であった。


Conclusion

この新しいPDACノモグラムは、術前変数のみに基づくものであり、患者やカウンセリング医が治療法を選択する際に有用なツールとなり得る。このモデルは、腫瘍の生物学的特徴を反映した新しい切除可能性の概念を示唆しており、主に腫瘍の解剖学的特徴に基づく既存の定義を部分的に克服するものである。


FINERによるRQの評価

F: 膵癌患者に対してノモグラムは使用できる。施設間格差も考慮されている。

I/N: 新規性あまりなし。

E: 倫理的な問題なし

R: 比較的簡便なノモグラムで使いやすい。


私見

膵癌のresectabilityに関しては、解剖学的な因子だけではもはや予後を反映していないというのは、もはや常識的なトピックでしょうか。術前の因子でノモグラムが構成されているので、術前評価の際の一助にはなりそうです。

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