Thromboelastogram(TEG) ① 概要



 TEGは1949年にHartertによって発表された。従来のPTやAPTTといった静的な凝固のような情報を示すのではなく、血栓形成から最終的に血栓が溶解されるまでの動的なステップを測定する唯一の検査である。

 血液の粘弾性の変化のパターンから、血栓の形成と成長の速度や、形成された血栓の強度と安定性をも測定することができる。血液の凝固能は?という質問の答えは、PTやAPTTであることに間違いはない。しかし、その質問が本当に知りたいことは、血液の止血能ではないかと思う。止血能とはPTやAPTTに代表される凝固能だけでなく、細胞因子、線溶因子、血管因子が関わって初めて止血を評価できるのである。TEGはそうした血栓形成の全てのステップを測定できる唯一の検査である。日本ではクリオプレシピテートが使用できないこともあり、あまり普及していないがTEGを学ぶことで血栓止血学に対する理解が深まるので、ここで紹介していきたい。


参考文献:Schwartz's Principles of Surgery Tenth Edition, F. Charles Brunicardi


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