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Thromboelastogram(TEG) ⑩ 終わりに

実際に、外科医として働く今、手術室や集中治療室でTEGを見かけることはほとんどありません。しかし、学年的に20年選手くらいの医師はむしろ過去にTEGを使っていたという人を見かけます。クリオプレシピテートがなかなか手に入らない現状から使われなくなってきたのかもしれませんが、私個人的には非常に理に適った検査だなという印象を受けました。


最後に論文をいくつか紹介しましたそこから見えてくるTEG/ROTEMの有用性は、凝固異常の早期発見、また疾病の予後予測などに有用な可能性が見えてきました。患者アウトカムの差を明確に示した論文は少ないですが、TEG/ROTEMから恩恵を受ける患者はどのような集団なのか、そういったところにリサーチクエスチョンが隠れているように思いました。


また何か面白いネタを見つけて記事を書いてみようと思います。ご意見・ご質問等あればぜひコメントいただければ幸いです。

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